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〜幻の由水十久の着物です〜

加賀友禅作家・初代 由水十久ゆうすい・とく(県無形文化財、故人)
本名、由水 徳男(ゆうすいとくお)。1913年生・1988没
石川県金沢市出身
加賀友禅作家伝統工芸士。雅号が十久。
有限会社由水代表、石川県加賀友禅技術保存会代表をつとめた。
昭和2年紺谷静薫氏に師事。
昭和13年独立
昭和43年加賀染振興協会理事
昭和53年石川県文化財加賀友禅技術保存会会員に認定。


初代由水十久は、加賀友禅作家としては一斉を風靡した人です。
文学・芸能を題材にして、独創的な人物、特に童児に特長を持つロマンあふれる作風が異色の作家としての地位を築きました。

故人となり、その作品の数にも限りが有ります。
これだけの作品は、もう個人的に何人かがお持ちになるだけだそうです。市場にはほとんど無いので、希少価値も高いそうですよ!



〜染絵集「うなゐ」豪華本〜

染画の子供の画集をやってみたいとは前々から思っていたことで、ある出版社さんからその様なお話を承って渡りに船と喜んでかかったのでした。

しかし、やりかかってみると。通常の仕事をやりながら、その他に二ヶ月に十枚と言うのが、仲々大変だと言うことが判って来て、気持ちの重くなることもあったけれどmだんだん面白くなって随分と楽しい想いをしました。最後の集の十枚はおくれてしまい、三度に分けて速達便で出すことになったりして、大変気をもませてしまいました。一番後の「雲雀山」を送り出して、やれやれと言った気持ちです。

題名やそれに添える一寸した言葉などを、いろんなものを引張り出して調べたりしたが、それがまた面白くて楽しみもしたけれど、なかには強引なこじつけで、茶化したような結果になったものもありました。

とにもかくにも五十枚揃った事になったので、その原画を、娘がロンドンに住んでいることから、ヨーロッパの人たちにも見てもらって、どの様な反応があるものかと、茶目気を出して娘と話しているうちに、いつのまにか話が肥えて来て、とうとうオックスフォード美術館と西ドイツ・コブレンツ市立博物館とやらで「うなゐ原画展」をやる様なことになりました。どうなることやら最終的なことは判りませんが、今のところ、一つのことを終えた何とも言えない安らかな、和やかな気分でこの小文を書いています。

昭和五十三年一月

由水十久


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